今日はJR保土ヶ谷駅まで歩く予定なので先を急ぐ。
この辺りは以前、何度か歩いているので、
重ならないよう道を選んで行く。
くらやみ坂を下ると、
幼稚園の入園式帰りの親子連れとすれ違う。
晴れの天気で良かったね。
地図が無ければ方向が判らなくなるほど
路地を巡り、保土ヶ谷駅まであと一息。
と思ったら視野の左側にレンガ壁が見えた。
「こりゃあ急ぐ訳にはいかないな、観察、観察」
イギリス積みで左奥はカーブしてる。
でも施工は雑で目地はスカスカ。
柱の部分は積み方がゴチャゴチャだから、
芋目地が何箇所か見える。
そもそも何でここにレンガ壁があるんだろう。
昔、重要な施設がこの上にあったのか。
とりあえず脇の階段を上がってみると・・・
今回の目的を表した景色が広がった。
左奥にはスタート地点近くの日産本社ビルが見える。
しばし休憩を兼ね地元の人を探す。
が、見つけたのは歩くのがやっとのおじいさん。
「こりゃ、聞き出すのに時間が掛りそう」
レンガ壁の真相は次回にまわし歩き出す。
途中、富士見坂なる場所を通過。
この名を見ると富士山が見えるか探しちゃう。
でも市街化が進んだ結果、今日も空振り。
この後、何度か坂を上り下りし、今日の予定終了。
帰宅後、1944年の航空写真を見たけど、
あの場所には特に軍や公共の建物は無かった。
明治か大正の頃、単純に急傾斜地対策で
あの壁を造ったんだろうか。
いま一つ腑に落ちない。
もう一度行くか。