急に横浜駅周辺に買い物の用事が出来、外出。
それ自体は30分もあれば十分なので、その後はどこに行こうか。
急な事で地図の用意もしていないけれど、
何となく本牧に向かう市バスを待った。
99系統は乗れなかったが101、105と
続けて走ってくるのが見える。
”陸の孤島”と言われるだけあって、
今日も区議立候補予定者が”市バスの充実”を叫んでいた。
本牧は8年ぶり位か。
来てはみたものの天気は予報より悪く、どんよりとした空模様。
何か意気が上がらない(結局、フィルム4枚、デジタル2枚で早仕舞いした)
本牧に来ると幼稚園児の頃、ここで見た光景を必ず思い出す。
父の車で通りかかったら真っ赤なセーターを着た白人の妊婦さんが居た。
そこは広々した緑の芝生に同じ形の家が整然と並んだ、
でもフェンスで厳重に囲まれた一角。
当時ここは在日米軍の住宅だった。
何よりビックリしたのは外国人の妊婦さんを初めて見たこと。
幼稚園児が敗戦国と戦勝国の微妙な関係を感じていたとは思えないけれど、
でも街で見かける外国人(当時はイコール米軍関係者)は
(あえて言うと)日本人とは全く違う生き物だと思っていた。
それが同じように大きなおなかになるとは・・・
日本国中、外国の方が居る今、聞けば笑っちゃうでしょうけど、
当時は本当にショックだった。
そこが返還され現在の本牧になる訳ですが、
桜と白木蓮の街路樹は美しく歩道は広く段差も無い。
イオンがあってファーストフード店も軒を並べ、
暮らし易いんでしょうけれどスナップをしても何かつまらない。
暖かくなったらもう一度行ってみよう。