この先、海蝕洞らしき物も見えるけれど、暖かくなってからにしよう。
地形図を見るとこの辺り、小さな岬が三本、相模湾に突き出ている。
真ん中の名向崎の諸磯湾に沿った道は歩いた事が無いのでここに行く。
”エデンの園”っていう老人ホーム脇を通り抜けるとヨットがいっぱい。
よくある光景だけれど一枚、撮っておこう。
マリーナの頑丈なフェンスを横目に西へ歩く。
この辺り、湾ごとにマリーナがあり、
おまけに似たような切り通しも三箇所あるので、
初めて来た人は同じような光景に「あれ?」って思うかもしれない。
ちょっと残念なのは一般の人が”海を愛する人たち”の施設によって
渚から遠ざけられてしまっている事。
同じ道を帰るのはつまらないので地形図を見ると
この先のT字路が岬の上に通じている。
「そろそろ右手に道が・・・」と思ったら市役所の軽トラが見えた。
***収穫その1***
「出た!・・・あったのか・・・トンネル!!」
「なんでトンネルに興奮してるんだ」と皆さんは思うでしょうけど、
その数、日本一らしい。
未確認だけれど”トンネル密度”は世界一とか?(と聞いた事がある)
今日まで、ここ三浦市は十数年前に”毘沙門トンネル”が出来るまで
トンネルの数”0”だと思っていた。
横須賀との凄すぎる違い。
だからそのうちこのブログでも記事にしようと思っていた。
知ったかぶりして書かなくてよかった。
落ち着いて地形図を見れば僅か100mで等高線二本分を上り下りする訳なく、
トンネルは必定。
(記事にしておいて何ですが、ここ立ち入り禁止です。見るだけにしておいて)
じゃあ、左手は・・・
道は右カーブで先は見えないけれど似たような地形。
「まだあるのか?こんな近くに」
***収穫その2***
-----あった、ひっそりと、口を開けていた。-----
とりあえず通過しちゃったので、写真は帰り際に撮影。
最初のトンネルはコンクリート製のポータルがあったけれど、
こちらは掘ったまんま。
この程度の土被りなら切り通しでもよかった感じ。
そうしなかったのはここも旧日本軍関係の施設跡か。
少なくともこの道、戦前は無かったようだ。
右上に大きなヒビが入っているけれど大丈夫か。
西口から振り返ると湾を挟んで見えたクラシカルな建物は”東大三崎臨海実験所”
内部ももちろんそのまんま。
削岩機の跡も生生しい。
東口で撮影していたら軽がやって来た。
先には十数軒の家があり、軽ならこんな感じで通過。
普通乗用車も見えたのでゆっくりと通過するんだろうな。
結局、この上には行けないし、もう少し時間もあるので油壺湾も歩いておこう。
こちらもやはりマリーナ脇を抜け急坂を登り東に転進。
すると”POMPADOUR"と見慣れた赤い看板が見えた。
「週末のパン、買って帰ろう」
前まで来たら店らしくない。
「?」よく見たらPOMPADOURの研修所だった ;)
パンは買えなかったけれどもう少し旧道を歩いていこう。