え~っと、初っ端からお詫びですけれど、
久村に入ってからフィルムカメラでの撮影に熱中し、
最後までデジカメでの撮影を忘れていました。
なので、直ぐに公開できる物がありません。
久村に入った高台からの久里浜の街並みでご勘弁を。
(ちなみにこのデジカメを買ってから初めてスイング撮影したもの)
初めて見る「保健保安林」の看板を見ながら行くと、
ここは小さいながらも竹林が散在する里、写欲を誘う。
さっきから表札を見るたび同じ名前。
この辺り「田丸」さんが非常に多い。
じきに平地が尽き、見上げる先は遥か山上まで続く段々畑。
田丸一族の汗が染み込んだ巨大な作品だと思った。
申し訳ありませんがその作品の端をこっそり歩かせてもらおう。
ひいひい言いながら中程まで登り、小休止。
鼓膜を震えさせてくれるのは、
名も知らぬ小鳥のさえずりに傍らを流れる小川の水音。
文明の音は遠くから時折聞こえる電車だけ。
もう少し暖かければまどろみたい。
只、この段々畑、素人目にも明らかに荒れてる。
高齢化のため、苦労して造った畑も放棄したり、
使っていても僅かに自宅用の野菜のみ。
そりゃ、毎日ここまで登って来る苦労、想像に難くない。
咲き出した水仙を撫でながらやがて森に入る。
テリトリーに侵入した大きな生き物に対し、
威嚇しているんだろう、物音が時々聞こえる。
梢からの物は鳥だろう。
でも明らかに枯葉を踏むガサッ、ガサッって音は何者?
広葉樹で陽が差し込まず下草も無いけれど、
暗くて正体が見えない。
小心者なのでこんな時、非常に怖い。
次回からは通常通り、昨年撮影した物を紹介します。